再生医療APS療法 ~変形性膝関節症 治療の選択肢の1つとして~

APSとは

 南風病院では、再生医療の一つであるAPS(Autologous Protein Solution:自己タンパク質溶液)療法を2020年3月から開始しております。

 以前よりPRP(多血小板血漿)による治療は、スポーツ選手の障害や外傷治療に用いられよく知られておりましたが、2018年8月より我が国でも再生医療等の安全性の確保等に関する法律に基づいて、次世代のPRP療法であるAPS療法が施行可能となりました。

 APS療法はPRPよりさらに抗炎症作用、組織修復作用を有する成分を凝集し、主に変形性膝関節症の炎症、疼痛を抑える作用を持っております。海外の臨床試験では中等度までの変形性膝関節症において、1回の注射で最大24ヶ月間にわたって痛みと疼痛が改善したとの広告もあり、また日本国内においても幾つかの施設より、徐々に有効性が報告されてきております。

《治療の流れ 日帰りでの治療》


①患者さんご自身の血液を採取

 


②採取した血液を遠心分離機で攪拌し、APS を抽出

 


③抽出したAPSを痛みのある膝関節に注入

 


④診察後はすぐにお帰りいただけます

 

鹿児島のAPS療法

 鹿児島県では2019年までAPS療法を行える施設がなく、これまで県外で治療を受けたと患者様からお聞きすることもありました。

 当院関節センターでは、今回APS治療を開始するにあたり、変形性膝関節症の患者様の病態、進行度、活動性に応じて、薬物療法などの保存療法から手術(人工膝関節置換術、関節温存手術)、再生医療まで様々な治療を選択し、seamlessに適切な治療を行えることが可能となったと考えております。

 APS療法は現在のところ保険適応外にて、高額な治療となりますが、ご希望の患者様や治療に対してご不明な点がございましたら、いつでもご相談ください。

お問い合わせ

 関節再建/人工関節センター TEL099-226-9111

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